賢者の石編 18話
レンが目を覚ますと、太陽が高い位置に昇っていた。
ハーマイオニーは何で声を掛けてくれなかったんだろう。そう一瞬思った自分に赤面しそれと同時に血の気が引いた。
そう、ここはホグワーツでも自分の家でもない…ドラコの家だ。
レンは慌てて着替えをし、自分のではない大きめのマントを握り締め、急いで部屋を出る。
リビングへ降りれば、優雅にお茶をしているマルフォイ一家。
ドラコはレンの慌てっぷりに笑った。
「レンが寝坊するなんて珍しい事もあるもんだね」
「あー…えっと…おはようございます。」
なんていったら良いか判らず、その場にいた皆にそう言うとナルシッサから笑いが零れた。
「よく眠れたかしら?」
「それはもう…こんな時間までぐっすりと…」
レンがそう申し訳なさそうに言うと、ルシウスは「寛いでいただいている様で安心しましたよ、姫君」と微笑みながらレンに近付き手櫛でレンの髪を梳かす。
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