「そういう意味じゃないわ。ヴォルデモートとの事、大人でだって重圧なのに、まだ子供の私やハリーにはかなりの重圧よ。これはどんな事があっても逃れられない運命。ダンブルドアはそこに監督生という重みを乗せたくなかっただけだと思うの。」
レンがそう言うと「そうだと良いな」とハリーは小さく呟いて笑う。
「私がダンブルドアだったらそうするわ。だからきっとそうよ。」
「…不思議だな。」
「なにが?」
急にそういうハリーにレンはキョトンとして首を傾げた。
「レンがそう言うと本当にそう思える。さっきも言ったけどレンが側にいるとなんだか落ち着く。…マグルの学校に行ってた頃からの友達だからかな?それとも兄弟みたいなものだから、かな?」
「心と気持ちに関してはハリーの方が先輩だもの。私には良く判らないわ。…でも信頼し合っているから、大切だから、家族だから…そんな特別な気持ちだったら嬉しいなって私は思うわ。」
レンのその言葉に「レンは特別だよ。いつだって忘れた事はない」というハリーの告白にレンは瞳を丸くし、思わず頬を紅くしてしまう。
そんなレンにハリーも釣られる様にして頬を赤らめれば急に立ち上がった。
「レン…」
「なぁに?」
「…特別、っていうのは本当だよ。今年はいつもより一緒にいられて楽しいし嬉しい。ずっと心配だったけど、怪我ももう平気そうだし、やっとレンがいつもみたいに笑ってくれてるから…安心した。」
「もう…揶揄わないで頂戴。」
揶揄ってないよと言いながらハリーは笑い、レンも笑って見せた。
レンが大人達に出かける許可をもらってくるわと立ち上がれば、ハリーも途中まで一緒に行くと部屋に戻る道まで一緒に来てくれた。