ムーディの鮮やかなブルーの色をした魔法の目がぐるりと上を向き厨房の天井を通過し、その上を凝視している。
「客間っと…隅の机か?うん、成程…あぁ、マネ妖怪だな。…モリー、私が行って片付けようか?」
「いえいえ、後で私がやりますよ。お飲み物でもどうぞ、今日はちょっとしたお祝いなの。」
モリーは嬉しそうにロンの髪をくしゃくしゃっと撫でながら嬉しそうに言った。
「監督生、む?」ムーディが唸った。普通の目がロンの方を向き、魔法の目はぐるりと回って頭の横を見た。
「ねぇ、私がもし監督生だったら2人も喜んでくれてた?」
レンはそんなムーディを見遣りながらも、ふとした疑問を2人に投げかける。
「嬉しくない訳ではないが、レン。監督生が罰則ばかり受けていてはいけないよ?」
「私そんな事しないわ。ねぇハリー?私好き好んで罰則ばかり受けてないわよね?」
「え?うん。」
3人の所に来てくれたハリーにそう言えば、ハリーは不思議そうにしていたが小さく頷いてくれる。
そしてマンダンガスとアーサー、ビルが厨房へ来れば、そろそろ始めましょう、とモリー。
「グリフィンドールの監督生、ロンとハーマイオニーに」と皆が2人の為に杯をあげ拍手をした。
食事をテーブルに取りにいけばトンクスは「私は監督生になった事なかったな」と言い始め言葉を続ける。
「寮監がね、私には何か必要な資質がかけてるって言ったわ。」
ジニーは「どんな?」と首を傾げればトンクスは「お行儀良くする能力とか」と言い始めたのでレンは思わず笑ってしまった。
「シリウスはどうなの?」
レンは其方に視線を向けるとシリウスはいつもの吠える様に声を上げて笑った。
「誰も私を監督生にする筈がない。ジェームズと一緒に罰則ばかり受けていたからね。リーマスは良い子だったからバッチを貰っていた。」
「ダンブルドアは私が親友達をおとなしくさせられるかもしれないと、希望的に考えたのだろうな。」
「それは失敗に終わったのよね。」
「あぁ、勿論。」
リーマスはどこか悪戯っぽく笑いレンもクスクスと笑ってしまう。