「母さんは?」
「アクアは…ダンブルドアはその本性…つまりは私達と一緒になって悪さをしていた事を知っていたんだろう、監督生にはしなかった。と、いうよりも夏の休暇前に、監督生には間違ってもしないでと自ら頼みに行ったんだ。」
「怒りに任せてシリウスばかりに罰則を課してしまいそうだわ。」
シリウスは当時の彼女のモノマネを披露すれば「それそれ」とリーマスは楽しそうに笑った。
「彼女の素晴らしいところは断らなければ自分が監督生になっていたと信じていたところだろう。」
その言葉にトンクスも笑ってくれる。
リーマスはある一点を見つめれば、レンの耳元でコソコソと囁くとレンは瞳を丸くする。
「行っておいで。」
そう言う彼の優しい言葉に、食事を終えているっぽいハリーの手を取り「一緒に行きましょう?」と声をかけた。
そろーりと人影に隠れ隅っこにいる双子を背後から「何しているの?」と驚かせれば双子とマンダンガスが飛び跳ね、レンとハリーは小さく笑う。
マンダンガスは直ぐに口を閉じて何も言わなくなってしまったがフレッドはウインクひとつし「大丈夫さ。」とマンダンガスに言ってみせる。
「俺達のスポンサーと仲間さ。」
「この2人は信頼できる。」
「見ろよ、ダングが持ってきてくれたやつ。」
そう言いジョージは手を突き出して中を見せてくれれば、其処には萎びた黒い豆の鞘の様なものが手にいっぱいあった。
「それって…確か…」
「そう、有毒食虫蔓の種さ。」
「ズル休みスナックボックスに必要なんだ。だけどこれはC級取引禁止品で手に入れるのにちょっと問題があってね。」
「ズル休みスナックボックス?」
「今開発中の病気になれるお菓子さ。完成したら見せてやるよ。」
そう言いレンの頭を空いている手でわしゃわしゃ撫でるジョージ。