それにシリウスは大きく頷いては、今の自分は書物を漁るぐらいしか出来んが出来る事はしてみようと呟き零すと、レンはビクッと大きく身を震わせては瞳を開き、シリウスもリーマスも驚いた様子で瞳を丸くしては彼女を見下ろすも、レンは直ぐに思案の表情を見せる。
「どうしたんだい?」
一瞬彼女に話が聞こえていたのかとシリウスは心配した様子だったが、それが全く違うという事が直ぐに判る。
「魔力に揺らぎを感じた様な気がしたの。…確かあの魔力は…スタージス・ボドモア?でもおかしいわ…今はそこに魔力がある。って事しか判らないの…寝惚けたのかしら…?」
レンは呟く様にそういうとリーマスは驚いた様な声を上げる。
「レン、もしかして四六時中力を使い続けているのか?」
レンは小さく頷く。
「ずっと見ているんじゃなくて、悪い意味で変動があった時に気付けるように…省エネね。ダンブルドアに知らせてくれる?私知らせ方知らないの。」
レンはそう呟くと、リーマスはレンを寝かせれば、私が知らせようとシリウスが杖を一振りし銀色の何かを飛ばしてた。
「レン…それじゃキミはゆっくり休めてないだろう?」
「それでも、よ。…まだやれるのに、また何もやれなかったって…もう後悔したくないから。」
うとうととしながらリーマスの腕に頬をすり寄せ、もう片手はしっかりとシリウスの手を握れば、キミって子は…と呆れているような複雑そうな声を漏らすリーマスの姿があった。

次の日、レンはトランクの中のものを再度確認すればそれを引き摺ってリビングまで降りてくると、其処にはリーマスが待っていた。
「今日は私達が皆を護衛して連れて行くからね。レンも一緒に来なさい。」
その言葉にレンは小さく頷くと、ギルを呼び彼を優しく抱きしめる。
「今年はあまりお話できなくて寂しい思いをさせてごめんなさいね?留守の間、此処や皆の事頼んだわ。」
そういうレンにギルは驚いた様にキーキー鳴いていたが、直ぐに判りましたでございます!とペコペコ頭を下げた。