カーテンを締め切りパジャマに着替えるとレンは大きな溜息を吐いた。
「レン、気にする事ないわ。私あの先生おかしいと思う。」
レンが落ち込んでると思ったのだろう、同じ部屋のパーバティが慰めるように声をかけてくれる。
レンはそこから少し顔を覗かせて、有難う。と微笑んでみせれば、今度はラベンダーが言葉を続けた。
「ねぇ、それにしても例のあの人が戻ってきたって、どう思う?ダンブルドアもハリーの嘘に騙されてるだけじゃないのかしら。」
「あら、貴女もそう思っているの?それじゃ私の大怪我は誰にやられたんでしょうね。」
そう言えばラベンダーは口を閉じてしまう。
不穏な空気な中ハーマイオニーが戻ってくると不思議そうに首を傾げ、レンに聞いた事と同じ事をハーマイオニーにも訊ねた。
「ハリーの事についてそのお節介な大口を閉じるべきね。ちゃんと読んでいれば何が正しいのか判る筈だわ。」
ピシャリと言い退けるハーマイオニーにレンはホッと息を吐くとベッドに戻る。
寮内の蝋燭が自分の所を残して消えるとレンは遠慮がちにハーマイオニーのベッドを覗いた。
「ハーマイオニー…その、少しだけお時間もらってもいい?」
「どうしたの?」
「学校が…始まる前に、貴女に話しておきたい事があったの…。」
どうぞ?とハーマイオニーは不思議そうにしていたもののベッドにスペースを作るとレンは其処に座らせてもらう。
レンは他の誰にも聞こえない様に結界を張れば大きく息を吐いた。
「ロンやハリーにもちゃんと話したいって思ってる事があるの…けど、ハーマイオニーが去年言ってくれたでしょう?」
ハーマイオニーは不思議そうな表情を浮かべる。
「私を親友と思ってくれてるし、親友になりたいって…だから、何かあったら相談して欲しいって」
「えぇ、言ったわ。」
真っ直ぐな瞳でそう言って貰え、レンは少し心が軽くなったようだった。