「我が耳は聞き間違いしや?」
フレッドとジョージが現れレンとハリーの間に無理矢理割り込んだ。
隣に座るジョージに「おはよう」と小さく声をかければ、ジョージもニッと笑い挨拶を返してくれる。
「ホグワーツの監督生がよもやズル休みしたいなどと思わないだろうな?」
「今日の予定を見てみろよ。」
ロンがフレッドの鼻先に時間割を突きつけて不満たらたら言った。
「こんな最悪の月曜日は初めてだ。」
ジョージはレンの時間割を覗き込み、あぁ…と苦笑を漏らしてから食事を始める。
「最もだ弟よ。良かったら『鼻血ヌルヌル・ヌガー』を安くしとくぜ。」
「どうして安いんだ?」
「なぜなればだ、体がしなびるまで鼻血が止まらない。まだ解毒剤がない。」
ジョージが鰊の燻製を取りながらフレッドの代わりに返事をする。
「有難よ。けれど、やっぱり授業に出る事にするよ。」
ロンが時間割をポケットに入れながら憂鬱そうに言った。
「ところで、その『ズル休みスナックボックス』の事だけど、実験台求の広告をグリフィンドールの掲示板に出す事は出来ないわよ。」
「誰が言った?」
見抜く様な目つきで言うハーマイオニーに唖然とした様子のジョージ。
「私が言いました。それにロンも。」
そう言うハーマイオニーにロンは慌てて「僕は外して」と言えば、ハーマイオニーはロンを睨んだが、フレッドとジョージがニヤニヤと笑った。
「キミもそのうち調子が変わってくるぜ、ハーマイオニー。」
クランペットにたっぷりバターを塗りながらフレッドは言った。
「5年目が始まる。間も無くキミはスナックボックスをくれと僕たちに泣きつくであろう。」
「お伺いしますが、なぜ5年目が『ずる休みスナックボックス』何でしょう?」
「5年目は『O・W・L』つまり『普通魔法使いレベル試験』の年である。」
「それで?」
「それでキミ達はテストが控えている。先生達はキミ達の神経をすり減らして赤剥けにする。」
その言葉にレンは小さく笑った。
ハーマイオニーは勉強が好きなのだ、そんなテストくらいでどうにかなる人ではない。