第30話
双子とハーマイオニーの話を割る様にドラコがレンを呼び、皆が眉を顰めたが「大丈夫よ」とレンは答えれば「また後で」と皆に言い残し席を立つ。
「何かされそうになったら叫べよ?」
「そうだ。そうすれば俺達が何処に居ても飛んで駆けつけて助けるから。」
「有難う、ナイト様方。」
そう言いくすりと笑うとレンはドラコについて歩いて行った。
「大丈夫か?」
「何が?」
大広間を出た階段の所でドラコは気遣わしげに言い、レンは首を傾げる。
「ほら、昨日…アンブリッジ先生がレンに対して挑発的だったから。」
「あぁ…心配して呼び出してくれたの?」
そう言うレンにドラコは僅かに頬を赤らめた。
何も言わなくなってしまったドラコに首を傾げるも、パンの山を抱えて側を通り過ぎる双子に軽く手を振りレンは見送る。
「そうね…落ち込まなかった。って言ったら嘘になるわ。私、特別になりたかった訳じゃないもの。」
「レン…。」
頬を指先で撫でてくるドラコに擽ったいとレンはクスクスと笑った。
「何かあれば僕が力になる。たまには幼馴染も頼ってくれ。」
「ドラコ…有難う。」
そう言うとドラコは頬を赤らめ小さく頷いた。
レンはその後先ほどの位置に戻るとハリーは心配げにレンを見つめてきた。
「あいつはなんて?」
「あー…昨夜アンブリッジが挑発的だったって私の事を心配してくれたみたい。貴方達は何の話をしていたの?」
「ホグワーツを出たら何をしたいか、かな。僕とロンは、闇払いがカッコイイって思って。レンは何かある?」
「私?私は…ヴォルデモートを倒した先の未来は考えてなかったわ…でも、そうね。多分ヴォルデモートを倒すまで就職しないで旅に出ると思うけれど…もし考えるなら…闇払いも素敵だし、魔法薬の研究もしたいし…。」
4人は次の授業へ向かいながら話を続ける。