「研究?何か作りたい物があるの?」
「えぇ。脱狼薬をね。今のお薬って高価な材料を使っているから、とても高価なの。それを職業難に合わされてれる人狼全員に行き渡らせるには無理があるでしょう?だから…もっと安くて飲み易い、出来れは満月でも変身できなくて済む様な、そんな薬が作りたいなって。」
その為にはたくさんあの人に実験台になってもらわなきゃ、だけれど。とレンが呟くと、ハリーはニヤリと笑う。
「それにしても、私ハリーやロンに闇払いは似合っていると思うわ。真剣にそっちの道考えて見ても良いんじゃないかしら。私、応援するわ。」
「だけどあの人達って優秀だろ?エリートだからさ…」
ロンは自信なさげにそう言うと小さく息を吐く。
「望みは高くあった方が叶えた時嬉しいものよ。努力し甲斐があるもの。」
2人が同じ職場というのも嬉しいものだが、平和な世界で自分がハリーやロンと同じ職場、大人になってからも同じ場所に居られる…それは何だか特別の事に思えて、レンはなんか擽ったかった。
ハーマイオニーは?と聞こうとするとロンとハリーは聞いちゃダメ!と言いたげな顔をしたのでレンは聞けなかった。

月曜日最初の授業、魔法史はゴーストであるビンズ先生が担当の授業で、ゼイゼイ声で唸る様に短調な講義は、生徒達に強い睡魔を呼ぶ事に適している様で、何人もの生徒達が虚ろな表情をしており、今日は巨人の戦争について45分の講義が続いた。
レンも必死に内容をノートにとったが、一部文字がおかしい所があり、それに苦笑を漏らしてしまう。
シリウスやリーマスの時、魔法史の先生は誰だったのだろう?同じビンズ先生だったのだろうか?
2人は睡魔に…と考えればシリウスは堂々と寝て、リーマスは頑張っていた…そんな姿が想像できレンは小さく笑ってしまった。
「キミもハーマイオニーの味方なのか?」
レンが笑ったのが不快だったのかロンが避難がましく見遣り、レンはきょとんとする。
「何の話?」
「ハーマイオニーが今年はノートを貸さないって言うんだ。」
「別に減るものじゃないし、私は貸すわよ?」
「それじゃ何で笑ったの?」
ロンの言葉に反応するレンにハリーは不思議そうに首を傾げる。