「シリウス達が生徒の時もビンズ先生だったら皆どうしていたのかなって思ったの。聞いてみようかって思ったのだけれど、シリウスは堂々と寝てそうだなって。」
「確かに。」
そう言うとハリーはレンと視線を合わせ小さく笑った。
「それにしてもレン、ハリー達を甘やかすのは良くないわ。ハリー達の為にならないんだから。この人達ちゃんと聞く努力もしてなかったのよ!?」
「私も寝かかったもの、寝る努力に勤しまなかっただけまだ良いんじゃないかしら?」
「優しいんだから…。」
ハーマイオニーは溜息を吐き、ハリーは次のスネイプの授業はどんな事をするのか。と、いう話を持ちかけ4人は盛り上がった。
満場一致で休み明けで気が緩んでいるところに難しい事をやらせるに違いない、と意見でまとまった頃だ。
「こんにちは、ハリー!」
レンの隣を歩いていたハリーが立ち止まり、ハリーは頬を赤らめ嬉しそうな表情をし「やぁ」と返事を返している。
が、レンはあのダンスパーティの時の様な面白くない気持ちが心に現れ、小さく息を吐いてしまう。
ハリーが誰と仲良くしようとハリーの勝手だ。それが例えレイブンクローのシーカーだろうと。
「ハリー、私先に行っているわね?チョウ、ごゆっくり。」
にこっと微笑み返してそう言えばチョウも満更でない様に頬を赤らめ小さく頷いた。
レンはそのまま先に教室へと向かうとまだ鍵の閉まった其処に入る列に並ぶ様に壁に寄りかかった。
きっと私がこんなにモヤモヤしてしまうのはリーマスが教えてくれた、ヤキモチという感情だろうか…?
ハリーと同じ様に自由に飛べて、クィディッチのチームに属している。
そして同じシーカーだ。それだけでも共通の趣味話題があるのだ…。
きっと、これは羨ましいと言うんだろう…レンはそんな風に考えた自分を苦笑した。
「私ももっとうまく飛べたら良かった…。」
「え?」
側にいたディーンがきょとんとした表情をしてみせる。
「あ、ごめんなさい。独り言。」
それに笑い声を漏らせば、一体どうしたんだ?と言葉を続けるディーン。