「ディーン。ちょっと良いかしら。」
ディーンは不思議そうに首を傾げレンが他の人から少し離れた所に移動すれば、彼ににっこりと微笑みかけた。
「ルーピン先生の事…有難う。リーマスは、私の名付け親なの。貶されて、皆もそう思っているって思い込んでいたから…人狼ってだけで中身もみようとしないで差別する人が多い中、貴方がそう反論してくれて凄く嬉しかったわ。それを…どうしてもお礼が言いたくて。私が言っても仕方ないんだけれど…。」
とレンはどこか気恥ずかしそうに言えばディーンは嬉しそうに笑んでくれた。
「ルーピン先生の授業、俺本当好きだったんだ。今でも最高の先生だと思ってる。帰ったら伝えておいてよ。最高の先生で先生の事、大好きだって、いつか帰って来て欲しいって!」
「えぇ、必ず。毎月お手紙を書かなきゃいけないから…その時に伝えておくわ。」
レンはそういうと3人の元へ戻るも宿題をやる気にはなれず、先程読んでいた本を拾い上げる。
「私部屋に行くわ。この本に書いてある事、早く覚えたいから。」
レンはそう言うと1年生に取り囲まれている双子とリーの所へ寄る。
「何しているの?」
「ちょっとした仕事さ。」
あぁ、張り紙の事か…とレンは小さく頷く。
「ジョージ、貴方罰則もらったりしなかった?」
「レンの所為で危なかったんだぜ?」
「ふふ。思わず笑っちゃったわ。私も真似しちゃった。」
「あぁ、知ってる。」
ジョージはそう言うとニヤリと笑う。
そんなレンの事を1年生は頬を赤らめ見つめ「邪魔してごめんなさいね?」と声をかけるとどこか緊張している様だった。
「そんなに緊張しなくて大丈夫だ。レンは俺達の大切な仲間だから。困った時は彼女を頼ると良い。」
そんな事を3人は胸を張って言えば1年生達は「はい!」と声を揃えて返事をする。
「それじゃ、そんな私が貴方達を困らせない様に、私は部屋に戻るわね。」
レンはそういうとベッドの上に座り、レンは本の続きを読み練習し始めた。
暫くすればハーマイオニーが寝室に上がって来て明かりの灯っているレンのベッドを遠慮がちに覗くと、レンは真剣な表情で本を見ながら杖を振るっていた。呪文を唱えて使い、それが安定すると今度は無言呪文で…と繰り返している様子だった。
相当集中している様で、ハーマイオニーがカーテンを開けたのにも気付いていない。