今日の時間割を再度確認すると、二時限連続で呪文学、その後は二時限連続の変身術だ。
フリットウィック先生もマクゴナガル先生も授業の最初の15分はOWLの重要性についての演説だった。
呪文学では、1時間以上呼び寄せ呪文の復習をした。
他の先生と同じくフリットウィック先生もこれまでにない大量の宿題を出してレンはため息しか出なかった。
「OWLに落ちたくなかったら」
変身学のマクゴナガル先生は厳しく言った。
「刻苦勉励、学び、練習に励む事です。きちんと勉強すれば、このクラスの全員が変身術でOWL合格点を取れない訳はありません。」
ネビルが信じられないという声を悲しそうにあげた。
「えぇ、貴方もです、ロングボトム。貴方の術に問題がある訳ではありません。ただ自信がないだけです。それでは…今日は『消失呪文』を始めます。『出現呪文』よりは優しい術ですが、OWLでテストされるものの中では一番難しい魔法の一つです。『出現呪文』はNEWTレベルになるまではやりません。」
レンはやり方をよく聞き、それを羊皮紙に書いてから深呼吸し、練習台のカタツムリに向き合った。
そして杖を振るうと殻だけを消失させてしまう。
それに首を傾げれば、マクゴナガル先生は杖の振るい方を注意してくれ、再度杖を振るえば今度はカタツムリをちゃんと消失する事が出来た。
「クレスメント、見事です。10点差し上げましょう。」
「有難うございます、先生。」
その後に続くようにハーマイオニーも消失に成功すればもう10点点数をくれ、レンとハーマイオニー以外には翌日の午後再度カタツムリ消しをもう一度やる為、練習を夜のうちにしておくように。と宿題が出された。
教室を出る際、レンはマクゴナガル先生に呼ばれれば、本を返してくれる。
「休みの間、色々と勉強しているようですね。感心しました。」
「…もう、守れないのは嫌なんです。泣くだけ泣いたら同じ人を出さないように頑張らないと、この杖に笑われてしまいますから。」
レンはそう眉を下げて言えば、マクゴナガルは優しく頭を撫でてくれた。
「あれ?ハーマイオニーは?」
待っていてくれたロンとハリーに近寄ればレンは不思議そうに首を傾げる。
「聞いてくれよ、ハーマイオニーったらゴミの下に屋敷しもべへの帽子とかを隠しておくんだぜ?」
「ロンがその帽子を貶したから、ハーマイオニーが怒ってるんだ。」
あぁ…とレンは苦笑するしかなかった。