「んー。あの子の気がすむまでやらせればいいおは思うけれど…その内屋敷しもべ妖精からストライキ起こされなきゃいいわね。」
「ストライキ?」
「んー…例えばよ?ハリーがスネイプ先生を好きになるようにって、大好きな糖蜜パイを食べようととったらその下にスネイプの写真があるの。靴下を履こうとしたら靴下の中にもあるの。勉強しようと教科書開いたら教科書の中にも挟んであったらどうする?」
「うん、投げ捨てて触りたくもなくなる。全部捨てる。」
その様子を想像したんだろう、ハリーはげんなりしたような表情をし、ロンはゲラゲラと笑っている。
「でしょう?屋敷しもべ妖精も同じよ。全く同じ心を持った命なの。屋敷しもべ妖精にとって普通を、無理矢理一言もなく変えようとすると…そうなってしまうかもしれないわ。変えたいのなら、1つ1つ丁寧に説明をしていかなきゃ。」
昼食を食べ終わり、図書室へ向かいながらレンはそう言い小さく溜息を吐く。
次の授業までの1時間でできるだけの宿題を終わらせておかなければ…。
レンは昨夜途中までやり終えた魔法薬学の宿題を終わらせようと、目的の本をとってくればその内容を書き加え長さを図る。
確か宿題は30センチ…スネイプにいちゃもんを付けられないためにも、ギリギリは避けたい…と、祈りつつ測れば35センチありレンはほっと息を吐くと、今度は巨人戦争について50センチの宿題に取り掛かる。
「終わったの?」
「どっち?」
「スネイプ」
ハリーは短く言うと、レンは小さく頷き「参考にする?」と終わったばかりのそれを手渡した。
「よくこんな細かい字でこんなに書けるよな…」
いつの間にかロンもそれを覗き込んでおりレンは小さく笑った。