「もう少し大きな字で書けば良かったって思ったわ。小さければ小さいだけ自分の首を絞めるわね。」
レンがそう言えば2人はニヤリと笑った。
レンは教科書を読み、レポートに必要そうなところをメモに書き出し、印をつけていく。
そんなレンの手元をハリーはじっと見つめている。
「どうしたの?」
「いや、ふとレンの文字ってなんか懐かしいなって思ってさ。なんでだろうって。」
「それはハリー。山ほどの宿題で僕達は疲れてるんだ…少し休憩しようぜ?」
そうだなーとハリーは同意すれば背を伸ばした。
内心レンはドキッとしたものの、ほっと息を吐き、戻って来た本を読み始めた。
「休憩で本読むの?」
ハリーは休憩になってないよと笑い、そう言われればそうかもとレンはハッとしたように言えばロンは病気だと笑ってしまう。
「なんの本?」
「呪文がたくさん載ってる本よ。」
読んでいたベージをハリー達に見せれば「うわぁ…」と宿題をやってる気分だとロンがこぼす。
「落ち着いたら僕にも教えてくれる?」
「えぇ、良いわよ。そのかわり私に守護霊の魔法教えてくれる?」
「勿論!」
僕にもレンに教えられるものがあるって、なんか凄く偉くなった気分だよ。とハリーは瞳を輝かせて笑った。
「何言ってるのよ。ロンもハリーも私に教えられる事なんて案外近くにゴロゴロと転がってるわよ?」
「例えば?」
「例えば…そうね…2人は私より感情が豊かだから、感情については先輩でしょう?後は…」
ロンの問いにレンは何が1番身近かしら…と言うと、ハリーとロンは顔を見合わせては「飛ぶ事」と声をハモらせ「それよ。」とレンも言えば3人は思わず笑ってしまいマダム・ピンズに「静かになさい。」と叱られてしまった。