この生物は木の森番で普通は杖品質の木に住んでいる。
「では何を食べるか判る者…ミス・クレスメント」
「はい。最も好ましい食べ物は妖精の卵ですが、ワラジ虫も好んで食べるので代用ができます。」
「よろしい。グリフィンドールに5点。じゃから、ボウトラックルが住む木の葉や木材が必要な時は、気をそらしたり喜ばせたりする為にワラジ虫を用意する方が良い。見た目は危険じゃないが、怒ると指で人の目をくり抜く。見てわかるように非常に鋭い指だから、目玉を近づけるのは感心しないね。」
そう言うと先生は生徒にこっちに来て3人で1匹ずつボウトラックルと少しのワラジ虫を渡すからそれのスケッチをし体の部分に全名称を記入するように、と指示を出した。
レンは余った人と組もう。そう思い、ワンテンポ遅らせて行動すれば、ぐいっと腰を抱かれて自分の側に寄せられる。
このやり方は恒例のドラコだろう。バンジーが憎たらしい顔をこちらに向けている。
「多分、あのウスノロの大木は大怪我をしたんだ。」
「黙らないとお前もそうなるぞ。」
2人は2人だけにしか聞こえない様に小声で話し始める。
「多分あいつにとって巨大すぎる者にちょっかいをだしてるんだろ。言ってる意味が判るかな?」
ドラコは1セット先生から受け取れば、もう片手にレンの腰を抱いたままハリーにそう言い振り向きざまにニヤリとした。
「さ、レンあっちに行こう。」
そのまま連れていかれ、余ったスリザリンの1人とレンとドラコという異色の組み合わせで授業が開始される。
レンはボウトラックルに「ごめんなさいね、ゆっくりしたいだろうけれど、少しの間見せてくれる?」と小さく声をかけ、ワラジ虫を少し与えながらその身を掌の上に乗せ、ボウトラックルの純粋な小さな瞳がレンを見定める様にじーっと見つめていた。
レンはそれを気にもせずに他の2人にも見える様にすれば、もう1人も仕方なさげにスケッチをし始める。