「ダンブルドアが言ってたんだ。『名前を言ってはいけないあの人』の手下にアンタは捕まって誘拐されて大怪我させられたって。でも勇敢に命を削って帰って来てくれたって。『名前を言ってはいけないあの人』が帰って来たって、ダンブルドアやハリーやレンの事、あたし信じてるもン!」
「有難う、ルーナ。そう言ってくれて嬉しいわ。」
「私もよ?レン。レンの事大好きだもの。」
ジニーが隣から真似する様にレンに抱き着き、レンはクスクスと笑った。
「私も貴女達の事好きよ。…ほら、次の授業に行かないと遅刻してしまうわ。気を付けて行ってらっしゃいな。」
2人をそう言い、やっとハリー達に追いつくと「少しは待っててくれても良いんじゃないかしら?」と少し拗ねた様子で言えば、3人は揃って「ごめん。」と思い出した様に言われレンは苦笑した。
「ハリー、手を。」
レンがそう言うと不思議そうにし、レンはハンカチで縛られている怪我をしたであろう手を取り淡く光で包みその傷を癒すと、仄かに喉の奥から血の香りがしレンは小さく首を傾げる。
今まで力を使ってこんな事なかった…。
「あ、あぁ…忘れてた。有難う。」
「ねえ、言っておきたいんだけど。」
アーニー・マクミランが4人に近付いて来て声をかけられレンは驚いた様に身が震えた。
「キミを支持してるのは変な者ばかりじゃない。僕もキミを100%信じる。僕の家族はいつもダンブルドアを強く支持して来たし、僕もそうだ。それにレン、キミの事も信じられる人だと思ってる。あの大怪我は事故でできる様な怪我じゃない。」
「え…あ…有難う、アーニー。」
ハリーは不意を衝かれた様だったが嬉しそうにしていた。
「あら、純血主義者の旧家の末裔なんて信じて良いのかしら。消去すべき時代遅れの産物よ?」
レンはくすりと笑いそう言うが、アーニーは「キミはキミだろ?」とレンの事を言ってくれ、レンは嬉しそうに笑んで見せた。
「有難う、アーニー。貴方のそういう意見、とっても嬉しいわ。」
レンの言葉と表情に、アーニーは僅かに頬を赤らめ、先程までなぜか笑っていたラベンダーから笑いが消え、シェーマスの表情は混乱している様に見えた。
「ハリー。良かったわね。真実が見える人はちゃんと見ているものなのよ。」
ハリーも嬉しそうに小さく頷いた。