スプラウト先生の授業も他の先生と同じ様にOWLの大切さについて演説が始まり、授業の終わりにはレポートの宿題をプレゼントしてくれたお陰で、グリフィンドール生は一言も話さずにぞろぞろと城に戻って来ていた。
レンはハリーと共に荷物を置かずに大広間へと向かう。
「おい、ポッター!」
大広間の入り口に辿り着くか着かないうちに誰かが怒鳴った。
「今度は何だよ…」
ハリーはうんざりして呟き、振り向くとそこには凄い剣幕のアンジェリーナがいた。
「今度はなんだか今教えてあげるよ。金曜の5時に罰則を食らうなんてどういうつもり?」
「え?なんで…あぁ、そうか。キーパーの選抜!」
「この人やっと思い出したようね!チーム全員に来て欲しい、チームにうまくハマる選手を選びたいって、そう言っただろう??わざわざその為にクィディッチ競技場を予約したって言っただろう?それなのにキミは来ないと決めた訳だ!」
「僕が決めたんじゃない!アンブリッジのやつに罰則を食らったんだ。『例のあの人』の事で本当の事を話したからっていう理由で!」
アンジェリーナはそんなハリーの言い分も聞きもせず情け容赦なく言った。
「どんなやり方でも構わない。『例のあの人』は自分の妄想でしたと言ったって良い。何が何でも来るんだ!」
アンジェリーナは嵐の様に去った。
レンとハリーは大広間の席に着くとハリーは気落ちした様に食事をし、レンは心配そうにハリーを見つめれば、ハリーは苦笑するしかなかった様だった。
ロンとハーマイオニーが追いついた時にはハリーはアンジェリーナの様子をロン達に話して聞かせたが、二人ともアンジェリーナの要求がアンブリッジに届くとは期待していない様だった。
「でも、ハリー?本当に気をつけるのよ?あの人は、罰則と銘打ってハリーから飛ぶ事を奪う事だってしかねない。あの人は笑顔の仮面を被った子供嫌いで権力好きの女だわ。ハリーは飛んでいる時とっても楽しそうだもの…チームメイトが羨ましいって思うくらいに。それを奪われて欲しくないのよ…心の片隅にでも良いから覚えておいてくれる?」
心配そうにいうレンに、ハリーは大きく頷き「有難う」とお礼を言えば、もう時間だから行ってくる。とハリーは大広間を後にした。
レンは食事をし終えると教員の席にダンブルドアをみつけ、少し行ってくる。と席を立つ。