第35話
談話室に戻るとハーマイオニーの姿はあったがロンの姿はなかった。
レンはハーマイオニーの側に座れば、宿題の続きをし始める。
「ダンブルドア先生、なんだって?」
「え?」
「何か相談しに行ったんでしょう?」
「あぁ…ちょっと相談したら、笑って夜更かししているだろうって言われただけよ。よく寝なきゃダメだって。」
この宿題の量はぐっすりと安眠とはいかないわよね。と言うとハーマイオニーは笑ってくれた。
「ねえ、レン。手が空いたらで良いんだけど…教えて欲しいんだ。」
本に埋もれているハーマイオニーを見てからレンにそう声をかけるネビルにレンは小さく首を傾げる。
「ちょうど宿題も終わったところだから、構わないわ。どうしたの?」
「消失呪文…出来るようにならないと…いけないから、教えて欲しいんだ。」
「良いわよ。ネビル、まずは先生も言っていた通り、自信を持つの。」
「でも、僕…」
「でも、はダメ。いいネビル。あのスネイプの授業だってハーマイオニーが教えれば貴方はうまく調合できるじゃない。」
レンがそう言うとハーマイオニーはほんの向こうからニヤリと笑った気がした。
「それは教え方が上手いからだよ。」
「それは否定はしないけれど、貴方の努力の結果でもあるの。クラッブとゴイルを見てごらんなさいよ。教えたってあの人達は上手くできないわよ。大きな声じゃ言えないけれど。」
「十分大きいよ。」
ネビルは元気が出たようにクスクスと笑う。
「貴方は組み分け帽子がグリフィンドールに入れたのよ?勇気と自信それは貴方の心の中にちゃんとあるはずだから、自分はできる。そう自信が大事って忘れないでね?」
ネビルは大きく頷いた。
ハーマイオニーは先に休むと寝室に向かい、ネビルはやっと金平糖を半分消せ大喜びして見せた。
「その調子よ、ネビル。今の杖の動きとっても良かったわ。」
「有難う!僕、部屋でもうちょっとやってみる!」
眠たい目を擦りながらそう言うと、ネビルはそう寝室へ上がっていく。