談話室にあまり人がいなくなってきた頃、そろーっとロンが姿を現しレンが声をかければロンは飛び跳ねた。
「ロン、お外で何していたの?」
「僕、ほら何にも?監督生の仕事だよ。」
「ハーマイオニーは寝ているけど?」
レンはそう言うと恥ずかしそうに頬を赤らめたロンにだいたい答えがわかった気がする。
「頬に泥が付いているわよ。」
そう言うと慌てて頬を袖で拭い「嘘よ。」と笑ったレンをロンは頬を赤らめて顔を逸らしてしまう。
「ふふ。選抜、合格できると良いわね?」
ロンは驚いた様に目を丸くし、真っ赤な顔のまま固まっている。
「あれ、外れたかしら?」
長身のロンが小さくなりながらレンの隣に座ると小さな声で「当たり」と零す。
「ハリーがシーカーでロンがそのゴールを守るなんて素敵じゃない。応援するわ。」
「うん、有難う。でもフレッドとジョージは笑うだろうな…僕が監督生になって揶揄いっぱなしだから。」
「あら、笑われるくらいどうでも良いじゃない。私には兄弟がいないから羨ましいわ。チャーリーから始まって、フレッドとジョージ、そしてロン。グリフィンドールのクィディッチメンバーに兄弟から引き継いで名を残すなんて。素敵だと思う。」
「褒めすぎだよ。」
「私も上手く飛べたらなって、よく思うのよ。貴方達と一緒に飛べたら本当に楽しいだろうなって。貴方達が羨ましい。私が羨んでいるくらい貴方は上手いのよ?ただちょっとの自信が足りないだけ。自信持って頑張って来なさいな。なんてたってあの双子に鍛えられているんだもの。」
なんて大袈裟だった?と聞くレンにロンはケラケラと笑った。
「自信たっぷりなのかそうじゃないのか、レンって変な奴だよな。」
「それって褒めているの?」
「勿論。」
そう言い笑い合うと、疲れたから先に休むとロンも寝室へと向かっていった。
暖炉の前で足を立てそこに本を乗せ魔法の練習をしたままウトウトとしかけた時だった。