「でも、レンの気持ちは判ったよ。有難う。」
そう言い笑んでくれるハリーに「此方こそ有難う」と言えば、なんでお礼を言われるか判らないとハリーは笑いながら寝室へと戻っていった。
レンは軽く咳き込みながらも寝室に戻るとその日はぐっすりと眠りに落ちた。
次の日も早めに起きてソファに腰掛けるが、どうも体が重く睡魔が取れない。
レンはいつの間にかに自分の立てた膝に顔を埋めて眠っていたところを誰かに揺さぶられて目を覚ます。
「あー…えっと…ジョージ。おはよう。」
「おはよう。大丈夫か?」
「なにが?」
「疲れた顔してるぜ?」
「んー…眠いだけよ。」
こてっと揺さぶってくれたジョージの身に寄りかかるようにしてまた眠りの体制に入るレンにジョージは笑った。
「一緒に飯でも食って目覚まそうぜ?」
「うんー」
寝ぼけた声を出しながら、荷物を持とうとしたがそれはジョージが持ってくれ、笑い声を漏らすフレッドとリーも一緒に大広間へと向かう。
「OWL試験に向けてレンでも頑張るんだな。」
「フレッド、それは私がいつも頑張ってないみたいじゃない。」
「レンは白鳥みたいだからなぁ。」
リーがそう零すとレンは首を傾げる。
「どういう意味?」
「努力してる所、頑張ってるところをあまり人に見せずに優雅な感じ?」
「そんなに優雅だったら暖炉の前で寝ていたりしないわ。」
そう言うと確かにと3人は笑った。
「それに試験なんて私どうでも良いの。」
そう言うと3人から自分の耳を疑うような言葉を聞いたと目を丸くする。