「1つだけ修正したら問題ないわ。…ここ、オイローパ.…エウロパともいうけれど、それは小鼠じゃなくて氷で覆われているの。後は物足りないって思ったら、メモのを書き足したら良いわ。本に書いてあった事だから追加点くらいにはなるはずよ。」
「有難う、レン。」
「ロンこっちもオッケーよ。清書して。それから私の書いた結論を書き加えて。」
ハーマイオニーはレポートと1枚の羊皮紙をロンに渡す。
「キミは今まで出会った中で最高の人だ。もし僕が二度と再びキミに失礼な事を言ったら…。」
弱々しくいうロンに「そしたら貴方が正常に戻ったと思うわ」とピシャリと言った。
「…シリウス…?」
「レンにも見えた?」
「やっぱり、シリウス!」
レンは炎の中に浮かんだ見間違いかと思った生首に慌てて近寄り瞳を輝かせた。
「レン…少し痩せたか?窶れたか…ちゃんと食べているのか?」
「えぇ、大丈夫。さっきまで医務室で寝ていたから。」
「医務室?何かあったのか?」
「あー…一日位ぐっすり寝ただけだから問題ないわ。それよりシリウス、どうしたの?」
「一時間毎に炎の中に現れて安全を確認していた。」
「一時間毎に?」
ハリーは半分笑いながらいった。
「ほんの数秒だけ。安全かどうかを確認する為にね。」
誰かに見られたら…そう心配するハーマイオニーに問題ないとシリウスは言うが、とんでもない危険を冒して…と言うハーマイオニーにシリウスは「キミ、モリーみたいだな」と言い放ちレンは笑ってしまう。
「ハリーの手紙に暗号を使わずに答える事は出来なかった。暗号は破られる可能性がある。」
ハーマイオニーは詰る様にハリーに一言いい睨めば、ハリーは困った様子だ。
「あの手紙からは誰も秘密の情報なんて読み取れやしない。そうだよね?シリウスおじさん?」
「あぁ、あの手紙はとっても上手だった。とにかく邪魔が入る前に急いだ方がいい…まずはハリーキミの傷痕だが、それほど深刻になる必要はないだろう。去年みたいにずっと痛みが続いているのだろう?」
「うん。ダンブルドアは、ヴォルデモートが強い感情を持った時に必ず痛むって言ってた。レンも言ってくれたんだけど、多分あの夜、ヴォルデモートが本当に怒ってたんじゃないかな。」
「そうだな。あいつが戻ってきてからはもっと頻繁に痛むだろう。」
シリウスの言葉にアンブリッジが触れた事は関係ないと思う?というハリーの質問にシリウスははっきりと頷いた。