「アンブリッジの事は噂でしか知らないが死喰い人ではない事は確かだ。」
「ガマガエルみたいな女で権力と力が好きそうな死喰い人の様な女よ。」
3人も同意だと言いたげに大きく頷く。
「レンがそんな言い方をするなんてよっぽどなんだな。…世の中は善人と死喰い人の2つに分かれるだけじゃない。ルーピンがなんて言っているか聞かせたいよ。」
レンが怒った様な様子を横目で見ながら「直接知っている訳ではないが、2年前に反人狼法を起草したのはあの女だ。その法律の所為で就職がほぼ不可能になった。ルーピンだけの事で言えば、今はクレスメントの加護があるからね、どうにかはなってはいるが…それでも良いとは言えないだろう。」
狼人間にどうして反感を持つの?とハーマイオニー怒りながらの問いに、シリウスはきっと怖いんだと微笑みながらいう。その前は水中人を一網打尽にするキャンペーンを行なったのだという。
シリウスがクリーチャーの話になるとハーマイオニーは憤慨した様な反応を見せ、レンは慌てて言葉を遮る。
「シリウス。リーマスに伝えてくれる?この学校にはリーマスが最高の先生だってあのガマ女に反抗してくれた生徒がいるって。その子だけじゃないわ。リーマスの素性を知ってもリーマスが去った事をとても残念に思ってる人が沢山いたの。」
レンが瞳に涙を浮かべ怒りながら言えばハリーは大丈夫?とレンの背を撫で、シリウスは嬉しそうに頷いてくれた。
「それでそのアンブリッジの授業はどんな感じだ?半獣を皆殺しにする訓練でもしているのか?」
そんな事したらホグワーツを即刻自主退学する、と言うレンの頭をハーマイオニーは軽く叩き首を横に振った。
「彼奴は僕達に一切魔法を使わせないんだ。」
「つまんない理論を読んでるだけさ。」
「あぁ、それで辻褄があう。魔法省内部からの情報によればファッジはキミ達に戦う訓練をさせたくないらしい。」
ハリーは信じられないと言った声をあげるが、ダンブルドアが私設軍団を組織し魔法省と抗争するつもりだと考えているという事を明かすシリウスに皆はあまりにも馬鹿げた話だと黙りこくった。
「日に日に被害妄想になっている。でっち上げの罪でダンブルドアが逮捕されるのも時間の問題だ。」
「明日の日刊預言者新聞にダンブルドアの事が出るかどうか知ってる?ロンのお兄さんのパーシーが何かあるだろうって。」
「知らないね。この週末は騎士団のメンバーを1人も見ていない。皆忙しい。この家に居るのはクリーチャーと私だけだ。」
「それじゃ、ハグリッドの事をも聞いていない?」
「あぁ。ハグリッドはもう戻っているはずだったんだが、何が起こったか誰も知らない。マダム・マクシームが一緒だった。我々はマダムと連絡を取り合っているが帰路の途中ではぐれたと言っていた。レン、ハグリッドの魔力に異変は?」