第37話
翌朝早めに目を覚ますとレンは今日の授業の一式と本を持って大広間に降りていく。
食事をしていればハーマイオニー達3人も降りてきてはレンの側にいつも通りに座り挨拶を交わしたがレンはそれ以上話をしようとはしなかった。
梟便の時間になると、レンの元には2羽の梟がやってきてはレンは首を傾げる。
「有難う」とお礼を言い、1羽ずつ撫でれば梟は満足そうに空へと戻って行った。
1通はリーマスだった。
『手紙を有難う。取り敢えずは安心したが、安心も出来ない事が起こっている様だね。
私が名付け親という事でキミは辛い思いはしていないだろうね?
大丈夫だと信じてはいる。もし必要となれば、図書室へ行くと良い。奥の角。そこの本棚にレンの望む本があると思うよ。
あまり1人で頑張りすぎない様に、好きな本に囲まれて気持ちを落ち着かせておいで。』
それに首を傾げながらももう一通を開くと、差出人はファッジだった。
『親愛なるクレスメント。
ホグワーツでの生活はいかがなものかな?アンブリッジ女史のお陰で幾分か過ごしやすくなったに違いないと信じてやまない。
だが、最近の彼女が犯した、ミス・クレスメントへの無礼な行為を私は詫びなければならない。
貴女に勘違いをさせ不快にさせる様な言動、そして傷も完治していない状態で、在ろう事に貴女が嘘を言っていると勘違いし罰則を課し、貴女のお身体に負担をかけてしまった事、本当に申し訳なかった。
彼女は魔法省から遣わされた身、私が犯した事と同じだろう。
だが私から貴女への想いが変わった訳でない事は信じていただきたい。
何かあればアンブリッジ女史を頼ってくれ。
彼女の言い付けを良く聞き、動いてくれる事、そして貴女がこれからも私の味方であると信じているよ。』
レンは深い溜息を吐くと席を立つが「ダメよ。此処にいて」とハーマイオニーがレンを制しレンは眉を顰める。
「帰ったりしないわ。図書室に行きたいだけよ。」
「判ってるわ。」
ハーマイオニーはそういうと「見て」とレンにも見せる様に日刊預言者新聞を広げて見せる。
アンブリッジの写真が一面に載っており、その写真破いていい?と聞けば、また「ダメ」と言われてしまう。
その様子にロンがニヤリと笑った気がした。