第4話
それからの数日間、レン以外は掃除をし続け忙しそうにしていた。
レンは始めのうちは本部となるシリウスの家の階段やシリウスの家でその雰囲気を楽しみ、1日に1度スネイプが薬を持ってくる又は彼からの薬の梟便を待ち、それを飲む…それが日課となっていた。
だが、スネイプがやって来てはシリウスにたっぷりと嫌味を言い、シリウスの機嫌が最悪のものとなる所為で、レンは自分の部屋にこもる事が多くなった。
と言っても、今の家は仮の騎士団本部。
リビングには人が多く出入りし、情報交換や会議などが行われる。
会議が行われる際、レンも参加しても平気なもののみ、彼女も参加をする事になっている。
なぜならダンブルドアは騎士団員としての仕事は傷を癒してからだと言ってはいたが、簡単な仕事をレンに与えてくれた。
団員の魔力が弱るなどの変化がないか感じ取る事。
変化があればそれは闇の陣営に襲われている証拠。
そうなれば身近にいる騎士団員にその事を伝えダンブルドアに知らせるように手筈をとる事だった。
会議の始めの数分でレンが感じた事に何か異変はなかったかどうか一言伝えるか、伝えてもらうかしなければならなかった。

レンが部屋にこもるようになってからは、モリーは具合が悪いと判断したのか、食事をレンの部屋に運んでくれるようになった。
「調子はどうかね?」
ドアのノックの音がし返事をすれば、そう言って姿を現したのはスネイプだった。
「相変わらずです。」
そう言われてスネイプは表情ひとつ変えずにベッドの側にある机の上に薬を置くと、側にある椅子に腰をかける。
そしていつもと同じように、瞳や傷の診察を行ってくれる。
「ひとつお聞きしたい事があるのですが…」
そう言えばスネイプは小さく首を傾げて見せる。