そこは人1人がゆったり過ごせそうな書斎のような場所だった。
ただ、ホグワーツの中で夜だというのに陽だまりのようにぽかぽかと暖かい日差しが差し込み、両サイドにはありとあらゆる本があった。
体をすっぽりと包んで支えてくれる大きなクッションに小さな勉強机。
その机には犬と狼と牡鹿と牝鹿と梟の模型が置いてあり(鼠もあったがレンはそっと見えないところへ移動した)其処には何枚かの写真が壁に貼り付けてあった。
シリウスとリーマスと母の3人で笑う写真。
シリウスと母が喧嘩してるところを撮られた様な写真。
シリウス、リーマス、そしてハリーのお父さんの3人が笑う写真。
母が使っていた、隠れ場所なのだろう…。
お墓のあるあの場所に雰囲気がとても似ている。暖かい空気の場所だった。
机の上には一枚の紙がおいてあった。
『私が教師で無くなった時、レンが私を頼ってくれた様に頼れる者がいなかった時の保険に此処の合言葉を私が書き換えておいた。先生や友達に心配をかけない程度に此処でゆっくりと心を癒していくといい。この場所はアクアが私にこっそりと教えてくれた場所だった。ある事がきっかけでアクアにダンブルドアが用意した場所なんだ。ダンブルドアも知っているし此処を教える事も了承してくれている。安心して使いなさい。』
リーマスの字だった。
有難う。と小さく呟くとそれに口付けをしレンは暫くクッションに身を埋めて瞳を閉じた。