暖かい。リーマスやシリウスの腕の中とは違う、また別の暖かさを感じる。
誰かに守られているような髪を撫でてもらえているような…不思議な感覚…安心感というのだろうか…心がとても温かい。
本棚の裏というのにレンが知ろうと思わなければ外の音も聞こえない…完全に隔離された場所のように思えた。


気が付けばレンはそのままそこで一夜を過ごしてしまい、こっそりとそして急ぎ足で寮へ戻れば授業の準備をし授業に向かった。
呪文学の授業に参加した時、やっとハーマイオニーはレンの姿を見て口を利く気になったのか「昨夜はまさか…」と疑いの目を向けレンは溜息を吐き「帰れるものなら帰りたいわ。図書室で寝ちゃってただけよ。」とつっけんどんに返してしまう。
そんなに私は信用ならないのだろうか…。
レンは少し悲しくなったが、ハリーはまだ怒っている様子でレンやハーマイオニーのいる方を見ようともしなかった。
次の変身術の授業では、またアンブリッジが姿を現していた。
アンブリッジがやっつけられるところを見てやろう。とロンはひそひそ声でハリーやレン達に言い、レンは小さく笑ってしまった。
マクゴナガルはアンブリッジがそこにいることなど、全く意に介さない様子で、すたすたと教室に入ってきた。
「静かに。」の一言でたちまち教室がしんとなる。