「わたくしは今、彼に話を聞いているのよ?それを遮ってはダメ。貴女はやっぱり一度罰則を受けておくべきだわ。今晩は貴女もポッターと一緒にいらっしゃい。」
とレンに向かってにっこりと笑った。
「はい、アンブリッジ先生。」
そう声色を変えずに言えば、アンブリッジはどうなの?と再度ドラコに訊ねれば、ドラコは少し考えた結果「彼女の言う通りです。」と発言した。
どうやらドラコは今学期始め、アンブリッジがあからさまにレンに敵対意識を持っている様な発言をした事を気にしているのだろう。
どうにかアンブリッジにレンをよく見てもらいたい、そう思っての行動だとレンは今判れば小さく息を吐いた。
授業が終わった後、ドラコはまだレンの腰を抱いていた。
「バカだな。あのウドの大木なんか庇うからそうなるんだ…僕が折角…」
「有難う、ドラコ。でもあの人は自分の考えを変える様な人じゃないわ。私罰則の前に色々終わらせたい事があるから先に行くわね。」
レンはそう言うと駆け足で大広間に向かった。
食事を済ませれば、ハリーが来るのを待ち一緒にアンブリッジの部屋へ向かう。
あの時の鋭い羽ペンがある。
「アンブリッジ先生。」
「なにかしら。」
「今度はなんて書けばよろしいでしょうか?」
「そうね、特別扱いを望んではいけない。かしら。」
「はい。」
レンはハリーの左隣でいつも文字を書く時と何も変わらぬ様子で文字を書き続ける。