「花とかにしようと思ったんだけれど…それだけじゃつまらないでしょ?少しパターンがあるからたまに覗き込んで見て。」
「サンキュ。」
ジョージはそのまま見続ければ、小さめのリスが出てきたところで、ここで見ないでー!と慌ててレンにしまわれてしまった。
「なに?あの小さなリスはそんな恥ずかしい事してくれるのか?」
真っ赤なレンを見遣れば揶揄う様に言い、レンの顔がもっと赤くなってしまい、ジョージは声を上げて笑った。
「揶揄わないで。」
まだ顔の赤いレンを連れ、ジョージはもう少し時間があると、叫びの屋敷の前に来た。
此処ならあまり人もいないし目的も果たせる。
そう思っての行動だ。
「此処…改めてじっくり見た事はなかったけれど、外から見るとこうなってたのね。」
「外から以外で来たのか?」
「暴れ柳の下の道が此処に繋がっているの。」
あぁ、成る程。とジョージは納得して見せた。「暴れ柳は根元のコブに触れると大人しくなるの。でも内緒よ?」とレンはジョージに教え、今度やってみるか。と瞳を輝かせたジョージの姿があった。
「レン、ちょっと右手だして。」
それにレンは小さく首を傾げながら右手を出し、ジョージはそれに握手する様に同じく右手をレンと重ね繋ぐ。
それに「手を繋ぎたかったの?」と首を傾げるレンに「良いから見てろって。」とジョージは悪戯っぽく笑むと2人の小指に8の字型に光が走る。
そしてその光が落ち着くと、其処にはお揃いのピンキーリングがあった。
「お、上手くいったな。…レン、指輪に触れて何か祈ってみてくれるか?」
そう言われ、レンは至って真面目な顔をし、少し考えて見せてから瞳を閉じて指輪に祈って見せた。
それを見たジョージは吹き出し、レンと同じ様にして見せればレンは首を傾げた。
「指輪、見てみろよ。」
そう言われ指を見ると、一緒に食いたい。と文字が浮かび上がっており、レンは目を丸くした。