「そう可愛い事ばかり言ってると本当に手を出しちまうぜ?」
「へ?」
きょとんと顔を上げ、どう言う意味?と言いたげな顔をするレンの鼻を、ジョージは甘噛みして悪戯すれば、驚いた様に目をぱちくりさせるレン。
「お前、可愛すぎ。」
そう言いジョージは身を離すと手を繋ぎ歩き始める。
「そろそろ時間だろ?行こうぜ。」
「え、えぇ。」
手を引かれながら歩いて行くレン。
そう、この後ハーマイオニーが提案した集まりがあるのだ。
「ねぇ、ジョージ。…ジョージが嫌じゃなかったら、また私と出かけてくれる?」
「そこはデートしてくれる?だろ?」
ジョージはレンの紅い顔を見れば可笑しそうに笑う。
「良いよ、いつだって。デートでも遊びでもなんでも俺はレンの傍にいる。」
「あ…ありが、と…」
かあぁっとまた紅くしたレンの熱が伝わって来そうで、ジョージもわずかに頬を赤らめ目的地へと歩き続けた。
きっと彼女は気付いていないだろう…右手の小指にリングをする意味を。
“変わらぬ想い”
自分が其処に指輪を贈りはめてやる事で、自分の想いは変わらない。そう意思表示をしたかった。
それに気付いた時、彼女はどんな顔をするんだろう…それが今の様に喜ばしい反応だと良いなとジョージは口元を緩ませた。