第42話
レンとジョージがホッグズ・ヘッドに着くとそこにはフレッドとリーが待って居た。
「楽しかったか?」
リーは妹を可愛がる様に撫で、レンは小さく頷いた。
「ジョージにプレゼント貰ったの。」
嬉しそうに、にっと笑うレンに「良かったなぁ」と撫でくりまわす。
「リーってお兄ちゃんみたいね。」
「兄ちゃんって呼んで慕ってくれたって良いんだぜ?」
「リーお兄ちゃん?」
「良い響き。」
喜ぶリーを「変なの。」と笑いレンは中に入った。
それをきっかけにかは判らないが、次々に人が入ってくる。
参加者をざっと見合わすと、ネビル、ディーンとラベンダー、パーバティとパドマの双子といつも一緒の友達を連れたチョウ、夢心地で周りを見ているルーナ、ケイティ・ベル、アリシア・スピネット、アンジェリーナ、コリンとデニスの兄弟、アーニー、ジニーも男の子を連れてきていたし、他にも何人もが参加をしてくれる様だった。
ハリーは驚いた様に何かハーマイオニーに抗議しているし、ハーマイオニーはどこか嬉しそうだ。
ロンは椅子を掻き集め始め、フレッドはバーカウンターに行き、最初に居たハリー達3人を除く人数を数える。
「やぁ、じゃー…バタービールを26本頼むよ。」
バーテンは大事な仕事を中断されたかの様にフレッドを睨み、苛々しながらボロ布を放り出してカウンターの下から埃だらけのバタービールを出し始めた。
フレッドは皆に乾杯だ。けど金出せよ?これを全部払う金貨は持ち合わせてないからな。と言えば皆が笑う。
「私が払うわ。今日は私達の用事に皆さんの時間を割いて貰うんだから、それくらいさせて。」
レンはそう言えば、バーテンにこれで足りますか?と少し多めに出すとバーテンは小さく頷いた。
だがレンは彼の顔を見た時、その瞳をどこかで見た事がある様な感覚に襲われた。
「あの、失礼ですけど、何処かでお会いした事がありますか?貴方のその瞳…どこかで…。」
「いや。其奴は兄の方だろうよ。」
「そ、そう…失礼致しました。」
皆はお喋りをしながらハーマイオニー達を囲う様に座り始め、レンも此処が定位置だと言わんばかりにジョージの隣に座る。
受け取ってくれてたバタービールをジョージに手渡され、小さくお礼を言えば、信じられない!と言いたげにハーマイオニーが睨んでいる。