「レン、なんで貴女そっちに座ってるの。」
「なんでって…」
まだ飲んでないと文句を言うレンの腕を引っ張られハーマイオニーとハリーの間に立たされてしまうレン。
それをジョージとフレッドは可笑しそうに笑ってしまう。
「どうだったよ、相棒。」
「上々さ、相棒。」
ジョージはフレッドの膝に右手を置けば、フレッドはニヤリと笑んだ。
そんな2人のやりとりをレンは小さく首を傾げるも、改めて辺りを見れば寮も関係なく良くもこんなに人が集まったもんだとレンは感心した。
あのチョウも来ておりハリーは頬を赤らめて見つめている姿があった。
皆が、ハーマイオニーの気持ちに同意してくれてるのがレンはどこか嬉しかった。
レンは人が集まりきる前に、自分達がいたテーブルの周りに結界を張る。
盗聴防止の結界だ。当たり障りのない様にクィディッチの話題がヒソヒソと小声で聞こえる様に細工もしておいた。
これでただ学生が集まって勉強会をしている様にしか見えないだろう。
話して良いわよ。とレンがハーマイオニーに合図を出すとハーマイオニーは咳払いをひとつした。
「えー…それでは…えー……こんにちは…」
ハーマイオニーは緊張でいつもより声が上ずっていた。
「さて、えっと…じゃあ皆さん、何故ここに集まったか、判っているでしょう。えーっと…じゃあ、此処にいるハリーやレンの考えでは…」
そう言うとハリーはハーマイオニーをキツイ目で見遣りハーマイオニーは、咳払いをして言い直す。
「私の考えでは…良い考えだと思うんだけど、闇の魔術に対する防衛術を学びたいという人が…つまり、アンブリッジが教えている様なクズじゃなくて、本物を勉強したい人がという意味だけれど…なぜなら、あの授業は誰が見ても、闇の魔術に対する防衛術とは言えません。」
「そうだ、そうだ!」
とアンソニー・コールドスタインという人物が合いの手を入れ、ハーマイオニーは気を良くした様に自信を持ち力強くなった。
「それで、良い考えだと思うのですが、私は、えっと、この件は自分達で自主的にやってはどうかと思いました。それは彼女が…レンが、抗議をするよりも、納得できないのなら自分で動かないと、と毎晩遅くまで自主的に勉強しているのを見て…そう考えるのに至りました。」
「私の説明要る?」とレンは小声でツッコミを入れれば「じゃあ、貴女が話をして」と言われレンは瞳を丸くすれば、双子が思わず吹き出した。