上機嫌で談話室に戻る道がてら、またもや双子とリーに鉢合わせ「不良娘が随分遅かったな?」と揶揄うフレッド。
「あら、貴方達も人の事を言えないでしょう?」
「そんなに上機嫌でどうしたんだ?」
「秘密よ。」
「レン、バックビークの羽がついてるぜ?」
「え?」
ジョージの一言にレンはびくっとしキョロキョロと自分の服を見れば、3人は声を上げて笑う。
「…ジョージ…騙したのね?」
「レンの機嫌を良くさせるものなんて少ないだろ。」
「そんな意地悪言うなら、大事な相棒を掻っ攫っちゃうわ!2人でトボトボ帰ってきたらいいんのよ。」
レンは頬を膨らませながらそう言うとリーの手を引いてさっさと歩いていき、リーは「そういう訳だから貰われてくるわー」とリーが乗り、流石お兄ちゃんね。と言うとリーはウインク一つし、2人は笑う。
そんな2人を双子は慌てて追いかけるしかなかった。

次の日レンは久し振りに遅く時まで眠っていた。
ハーマイオニーも気を遣ってレンを起こさなかったし、お昼近くにやっと起き、ハーマイオニーの書き置きにあった湖の畔に来た時は遅すぎ。と3人はレンを見て小さく笑う。
ハリーは会合に人が多く集まり、自分を信じてくれている様子に満足感を感じている様だった。
「チョウが来てくれて、嬉しそうね、ハリー。」
レンが寝起きからそんな事を言えばハリーは噎せかえり顔を真っ赤にし、レンは小さく笑ってしまう。
2人は宿題を、ハーマイオニーは編み物を、レンは恒例の本を取り出して魔法の練習をし始めゆっくりと過ごした。

次の日レンは早めに起き支度をし終えると、ハーマイオニーも目を覚まし「私も行くから待って。」とレンを呼び止める。
レンはハーマイオニーの支度が終われば荷物を持ち、2段程階段を降りた時だった。
突然クラクションのような音がしたかと思うと階段が溶けて一本に繋がり、ジェットコースターのような長いツルツルの石滑り台になった。