「あの場にアンブリッジが隠れてたのかな?」
「それが万が一あったとしても、内容は聞けない筈だわ。私が盗聴防止の結界を張ったの。」
「それじゃ誰かが彼奴にペチャクチャ喋ったんだ。」
ロンが怒って言えば、ハーマイオニーはありえないとはっきり言うが、ロンは甘いと反論する。
「ううん、誰も出来ないっていうのは、私が皆が署名した羊皮紙に呪いをかけたからなの。誰かがアンブリッジに告げ口したら酷いニキビでさえ可愛く思えちゃうくらいの酷い事が起こるわ。」
さ、食事をしに行きましょう。と言うハーマイオニーにレンは待って。と声をかけた。
「4人で行動しない方が良いわ。ここには3人以上のグループもって書いてある。ハリーはアンブリッジに目の敵にされてるわ。その上私達がよく一緒にいて難癖つけられても問題よ。…それにクィディッチも危ないわ。クィディッチ・チームは除外する。なんて一言も書いてない。ただ3人以上のものは全て解散。あのガマ女のやりそうな事だわ。…そういう事だから私は取り敢えず1人で行動するわね。何かあったら誰かがメモか声をかけて頂戴。」
それに3人は頷くとレンは先に大広間へと向かった。
「レン、なんで1人なんだ?」
レンがグリフィンドールの席で周りにあまり人がいなさそうな所に座ればフレッドとジョージ、リー、ジニーが寄ってきて声をかけてくれる。
「書いてあったでしょう?3人以上のグループは禁じるって。よく一緒にいてそれはグループだって難癖つけられたら今後大変だから。1人の方が動き易いしそれで良いの。」
「それじゃ、例の事はやるんだな?」
「えぇ。私はそのつもりよ。」
ほら、アンブリッジが来る前にあっち行って。とレンが言えば、皆、少し離れた所に座った。
そのあと直ぐにハリー達がくれば、また少し離れた所に座り、何やら話し込んでいる。
元々目をつけられている自分達が4人以上が集まって話し込んでいるだけで怪しまれてしまう現状だ、という事があの子達は判っているのだろうか?とレンは小さく笑ってしまう。
「監督生さん達もかい?レンは折れちゃいないみたいだったが。」
「勿論よ。」
フレッドの言葉にハーマイオニーが落ち着きを払って言っている。
「レンは逆に火をつけらたんじゃないかしら。難癖なんかひとつもつけさせたりしない、そんな感じに見えたわ、私。…でもあの子の事私本当は1人にしたくないの…危険だわ。」
レンは適当に食事を済ませると、その言葉に苦笑し近寄ればハーマイオニーは不思議そうに首を傾げる。
ハーマイオニーの額を軽く指先で小突き、小さく舌を出せば、双子は声を上げて笑った。
「心配するなってさ。」
フレッドがそう言うのを聞きながらレンは大広間を後にし次の魔法史の授業へ行った。