「だって三本の箒よりはマシだわ。彼処は人がいっぱいだもの」
「「その方が盗み聞きをする側もし難い」」
レンとシリウスが言葉をハモらせるとシリウスは機嫌が良さそうだった。
「ハーマイオニー、キミはまだまだ勉強しなきゃいけないな。」
「誰が聞いてたの?」
ハリーの質問に、シリウスはマンダンガスだと答えた。
20年前から出入り禁止になり変装していたのだと言う。
だがハリーはまだ自分が付けられている事に憤慨している様だったが、逆に週末になって暇ができた途端違法なグループ組織をやる事に走ったのだからそうしていた方が良かった訳だ。と言ったが、シリウスは怒っている訳ではなく、寧ろ逆、誇らしげだった。
「それはともかく…まず、ロン。キミのお母さんから伝言を伝えるとしよう。必ず伝えると約束したんだ。」
ロンは不安そうな声を出すと、シリウスは言葉を続けた。
「伝言は『どんな事があっても違法な闇の魔術防衛グループには加わらない事。きっと退学処分になります。貴方の将来が目茶苦茶になります。もっと後になれば、自己防衛を学ぶ時間は十分にあるのだから、今はそんな事を心配するのはまだ若すぎます。』と、いう事だ、それから…ハリーとハーマイオニーへの忠告だ『グループをこれ以上進めない様に。もっともこの2人に関しては指図する権限がない事は認めている。ただお願いだから、自分は2人の為に良かれと思っているのだという事を忘れないように。』との事だ。私はどうも信用されていない様なのでね、伝言を受け取ったと言ってやってくれ。」
「私には何もないのね?」
「レンには親代わりとして私がちゃんと説得しろと言われたが…まぁ、私の愛娘殿は、私が何を言いたいか判っているだろう?」
「勿論よ、パパ。」
シリウスがニヤリと笑い、レンも任せて。と言いたげな表情をするが、ハリーは沈んでいる様だった。