「お仕事ご苦労様。」
レンはそんな双子に声をかければ、2人は苦笑していた。
「インバービアス」
レンはそう言い、双子のゴーグルも防水してやる。
「デキモノ癒してあげましょうか?」
「いや、公衆の面前に晒せない所に出来てるんでね。」
「あー…それは失礼しました。」
レンがそう言うと、2人はくすりと笑った。
「デキモノってニキビみたいなの?」
「あぁ、でっかいの。取り除く方法がまだ未解決なんだ。」
「ふーん…効くかどうか確証はないけれど、終わる頃までに何か用意しておいてあげるわ。だから頑張って。」
2人に言えば、2人は曖昧に頷きコートへと消えて行った。
レンは談話室に着けば、鞄をゴソゴソと漁り始め、リーはそれを不思議そうに見つめながら隣に座る。
「何、探してんだ?」
「ん?材料よ。双子の顔が歪んでいたから、治せそうな物を作ってみようと思って。」
「癒してやれば良いんじゃないか?」
リーはどこにデキモノが出来たのか知っているのだろう、ニヤニヤして言い、レンは顔を背ける。
「言って見事に困らせたわ。見せられない場所にできてるからって。」
リーはそりゃそうだとケラケラと笑い、判っているなら言わないで!と拗ねる様子のレンを揶揄って遊んでいる。