第47話
レンは午前中の授業を終え昼食を1人で取っていると、アンジェリーナはハリーに何かを伝えに来る。
多分クィディッチの事だろう。この中で練習するのは酷ってものだ…。
次の授業へと向かおうと立ち上がるとハーマイオニーが慌てて近付いてきてレンは首を傾げた。
「今晩7時半に寮を出るわ。それまでに談話室にいて頂戴。」
「ん?」
「アレよ、アレ。ハリーが場所を見つけたみたいなの。」
「あぁ…判ったわ。私が居なかったら図書室に居ると思うわよ。戻るつもりでいるけれど。」
レンはそう言い授業に向かい、夕食後、図書室へ行きいつもの所で宿題を終わらせる。
ふと時間を見れば7時20分。
きっと今頃ハーマイオニーは「まだ来ないわ!あの子ったら何してるのよ!」って怒っているだろうなぁ…と苦笑を浮かべれば荷物を纏めて図書室を後にした。
指輪を見遣れば『ハーマイオニーが探してるぜ?』と文字が刻まれており『うん、そうだと思った。』と返事をする。
談話室の側にくれば、あからさまに"私達これから秘密の事をします!"と警戒しまくっている3人にレンは苦笑をする。
「ェヘン、ェヘン」
ちょっと乙女声でわざとらしくそう言い3人を脅かせば、3人は飛び上がり「あの、僕達…」と振り返りその声の主がレンだと判ると安堵の息を吐き、レンはその様子に思わず笑ってしまった。
「脅かさないでくれよ…」
「僕寿命が縮んだ。」
「3人とも、表に出し過ぎよ。それじゃ遠くから見てもバレバレじゃない。…で、何処に向かうの?」
「8階の大きな壁掛けタペストリーにバカのバーナスが描かれてる所あるだろう?」
「トロールにバレエを教えている絵?」