「うわぁ、見て!この本…通常の呪いと逆呪いの概論、闇の魔術の裏をかく…あ、これはレンも読んでたの覚えてるわ。自己防衛呪文学…」
ハーマイオニーは顔を輝かせて言うと、素晴らしいわと喜び本を一冊取り手近なクッションに腰を下ろしてそれを読み始めた。
レンはクッションをひとつ呼び寄せ、失神呪文を無言で唱え弾き、それが地に落ちる前に弾きと、何度か繰り返す。
ロンもそれを見つめ「丈夫そうだし問題なさそうだな」というと、レンは小さく頷き、そのクッションが落ちる前に手元に呼び寄せた。
「此処に揺り椅子があったら今学期ずっと閉じ篭りたくなるかもしれないわ。」
レンがそういうとロンは声を上げて笑う。
「窓際にあったあの椅子?」
「うん。あれ気に入っているの。ゆらゆら揺れて。」
そう言うと、クッションの側にその椅子が現れてレンはビックリし、思わずロンに飛びつく。
「閉じ篭っても良いって部屋が言ってるみたいだな。」
ロンは可笑しそうに笑い「そうみたい。」とレンも笑うと、手に持っていたクッションをその椅子の上に置き、本を取ると椅子に座って読み始めた。
何人かが扉をノックをし入ってきたが、レンは気にもしなかった。
椅子をグイッと押され、レンの体が後方に傾くと、レンは本から顔をあげ、目の前にはジョージの姿があった。
「そろそろ全員集まるみたいだぜ」
「ん?あら、本当だわ」
レンが周りを見渡すと、次々に辺りを見渡し満足するとクッションを持っては適当な場所に座っていた。
「こんな所にこんな部屋あったか?」
「あったりなかったり部屋よ。ダンブルドアがここを通った時、お手洗いに行きたかったみたいで、おまるがいっぱいの部屋が現れたって前に話してくれてたわ。」
それを言うとジョージは声を上げて笑い、レンもくすりと笑う。