「フレッドまで禁止にするなんて。フレッドは何もしてないのに!」
アリシアがそう言うが、フレッドの怒りは治まりきってない。
「何も出来なかったのは、俺の所為じゃない。キミ達3人に抑えられていなきゃ、あのクズ野郎打ちのめしてグニャグニャにしてやったのに」
悔しそうにその顔を歪め、どうして殴らせてくれなかった。そう言いたい気持ちが痛いほど伝わって来た。
アンジェリーナは夢であってくれと願いながら寝室に向かっていく。
「なぁ、レン。」
ジョージは怒った顔のままレンを睨むように見つめ、レンはその顔を真直ぐに見つめると、ジョージは言葉を選ぶ気持ちの余裕もなかったのだろう「叫んで止めようとしたのはどっちの意味だ?」と真っ直ぐにその気持ちをレンにぶつけた。
「大事な幼馴染を俺らに殴らせたくなかったのか?」
その言葉にレンは思わす瞳を丸くし驚きを隠せなかった。
「殴らせたくなかった気持ちは否定しない。けど、理由は違うわ。」
「判った。もういい。」
フレッドもジョージもレンや周りを睨むようにしながら寝室に戻っていってしまう。
「待って!違うの、ジョージ!」
レンは慌てて2人の後を追い寝室の扉の前でその服を掴んで止める。
「違うの…貴方達に罰則を受けさせたくなかった。アンブリッジが何をするか判らなかったから…ドラコが大事とかそんな事あの時何も考えてない。貴方達の事しか考えられていなかったわ…!」
そう言うレンの言葉を聞きながらも、そっとレンの手を退けさせ「悪いけど今は少しそっとしといて」と一言残せば部屋へと消えていった。
レンはトボトボと階段を降りていけば、心配そうにハーマイオニーがレンを見つめる。
レンは小さく首を振りソファに座った。
「ハリー…貴方も私が止めたのはドラコを守りたかったからって思ってる…?」
「誰が叫んだか…頭に血が上ってて判らなかった。でも…レンだったって聞いて、少しだけそう思った。」
「そう…ごめんなさい。私…」
「判ってるよ、違うって。レンは言ってくれてたからね…アンブリッジがいつか僕から飛ぶ事を奪うかもしれないってさ。」
レンは眉を下げたまま小さくお礼を言えば、先に寝室に行くと言い残し、寝室に行けばベッドに潜った。