「ハリーがダドリーと共に3体の吸魂鬼に襲われました。何とか魔法を使わせまいと奮闘したのですが…力及ばず、ハリーは守護霊の魔法を使い吸魂鬼を追い払ったところです。フィッグおばさまの話によるとマンダンガスは何か良い取引が出来るとかでハリーの家の前で姿くらましをしたそうです。」
レンの言葉に、辺りから驚きの声が上がった。
「あんなマグルの街中に吸魂鬼が現れたっていうのか!?」
「この目で見たもの、間違いないわ。他には目もくれずに狙ったかの様にハリーとダドリーを襲ったの。2体はなんとか追い払ったんだけれど…。」
「魔法省は今、ヴォルデモートが復活したと主張するダンブルドアとハリーを目の敵にし、日刊予言者新聞の端々で叩いている…今頃は魔法省がハリーが魔法を使ったという事実を知り事が動き出してるだろう…。」
シリウスが真剣な表情でそう言えば、レンは小さく溜息を吐く。
「レン…すまぬが、近い内にレンのその立場と力を使ってもらう時が来るじゃろう。その時の為に今は傷を癒す事に専念するのじゃ。」
「ダンブルドア先生。ハリーが落ち着くまでハリーの側に居てはいけませんか?とても不安そうでしたし、ダドリーが襲われた事でダーズリー一家が黙ってはいないと思うんです。」
「その事に関してはワシも何らかの手を打つが…そうじゃの。落ち着くまでは側にいてやっておくれ。」
「有難うございます、ダンブルドア先生。」
レンはにっこり微笑みそうお礼を言えば、ダンブルドアは小さく微笑んで見せる。
レンはモリーに手当てをしてもらえば、足早にハリーの住まう家に向かった。

「レン!戻ってきてくれたんだね。」
ハリーは杖をジーンズのベルトに挟み込んでベルを鳴らそうとしていたところだった。
「えぇ。私も手伝うわ。」
反対側からダドリーを支えると、ハリーはベルを鳴らし、ペチュニアがやってきた。
「ダドちゃん!遅かったわね…ママはとっても…とっても…ダドちゃん!どうしたの?」
ハリーとレンは同時に横を向いてダドリーを見れば、慌てて身を引いた。