新しいガーグはゴルゴマスという名でえらく好戦的な人なのだという。
会った瞬間にこいつはダメだとハグリッドは感じた。
そのもその筈で、カーカスに貢いでいたゴブリンの兜を被り、人間の骨で出来たネックレスを首から提げていたのだ。
そしてハグリッド達は逆さ吊りにされて、ハグリッドがお頭への贈り物にされそうになった…。
「そん時だ、レン。お前さんの力が俺を守っちょると感じたんは。」
「え?」
「オリンペが杖を取り出して、俺が今まで見た中でも一番の早業で呪文を唱えた。実に冴えとったわ。俺を掴んでいた2人の目を結膜炎の呪いが直撃だ。2人は直ぐに俺を落っことした。巨人は魔法使いを憎んどるからそれは更に不利になった。俺達は逃げるしかねえ。飛んで来た武器やら物やら拳やら…俺に当たりそうになった飛んで来た物を結界が弾いとった。連中の居住地から逃げだせた時、オリンペは驚いちょった。立派な魔法が俺にかけられちょると。守りの力、クレスメントの力だと。」
「私…何もしてないわ。ただ、監視させて貰っている騎士団員が無事でいてと…祈っていたくらい。」
「レンの力が強まっちょるんだろう、アクアが教えてくれた事がある。血の力は意志の強さ、想いの強さが威力を変えると。無事でと祈ってくれたのが結果、それに繋がったんだろうなぁ。あん時は助かった。あんがとなぁ」
ハグリッドはその大きな手でレンの頭を撫でてくれ、レンは口だけで笑って見せた…何故か上手く笑えない。
「3日間しか居られなかったのに、どうして帰ってくるのがこんなに遅かったの?」
「3日間でそっから離れた訳じゃねぇ!ダンブルドアが俺たちにお任せなすったんだ!」
ハグリッドが憤慨した様に言った。
そしてハグリッドは物分りの判る巨人達は洞穴に隠れて様子を見ている事が判り、死喰い人のマクネアから逃れながらも6、7人は説得出来たんじゃないかと話した。
だが、ゴルゴマスの一味がまたしてもハグリッドを邪魔する様にその一味を襲い生き残った者もハグリッド達に関わろうとはしなくなって居た…。
結果は思わしくはなかったが、ゴルゴマスの所に居たくない連中が伝えたダンブルドアの言葉を思い出して来てくれる事を願うだけだ。と言った。
シリウスがマダム・マクシームはとっくに帰って来たと教えてくれた。誰に襲われてた?と聞いた時だ。
「静かに!」
レンは急に声をあげ4人は声を呑んだ。
レンの眉間にしっかりと皺が寄っており、不快感が露になっていた。
「レン…?」
ハーマイオニーがとうとうレンがおかしくなったと思ったのかもしれない。