第51話
「ハグリッド、少しだけ窓を開けてくれる?あの女の匂いが充満していて気分が悪いの」
レンが人にそう言う言葉を吐き捨てる事に驚いたハグリッドは少しだけ窓を開けて換気をすれば、レンは小さく息を吐いた。
「レン、あん人となんがあった?」
「この世で一番嫌いな人の名前を挙げろって言われたら、真っ先にヴォルデモートとアンブリッジって書くわ。」
レンはそう言うとまたフレッドとジョージの事をそしてハリーを含む3人への命令を思い出せばハグリッドにぎゅっと抱きついた。
「殺してやりたいくらいに大嫌い。」
ハリー達もマントを脱ぎ捨てまた同じ位置に座り、ハーマイオニーは外を確認すると、もう良い?とレンに聞きレンはそのまま小さく頷くと、ハーマイオニーは窓を閉めた。
「よっぽどな女なんだろうなぁ…俺ぁレンがそんな言葉を死喰い人にすら吐いたのを見た事がねぇ。…そんな女が査察?」
「そうなんだ…もうトレローニーが定職になった。」
ハーマイオニーは不安げにどんな授業をするのかと聞いたがハグリッドは上機嫌で危険じゃないと言うだけで教えはしなかった。
そしてもう遅い。と言えばハグリッドは帰る様促し、レンも自分から離れさせれば指先で頬を撫でてくれた。
レンは目くらまし魔法をかけ、3人は透明マントをかぶれは消失呪文で足跡を消しながら寮へと帰った。


次の日早く起きれば朝食を食べる気にもならず、外にいた。
去年ジョージやフレッド達が雪合戦していたあの場所だ。
雪は60センチも積もっておりレンはその中を進んでいく。
体を包む冷たい感覚が、なぜか今は心地いい。
其処に座り込めば雪をまとめてレンは雪だるまを作り始めた。
ハグリッドは褒めてくれたが、初めて自分の力を信じられないと思ってしまっては勉強する気にもなれず、かといって何かをしていないと余計な事ばかり考えそうだ。