「私の様な若造が口を挟む事ではないとは思いましたが、疑問に思う事があり、どういうお考えなのかお教え願いたいのです。」
「えぇ、なにかしら。」
「スリザリン寮生とグリフィンドール寮生への罰則の違いについて、です。」
「どういう意味かしら。」
「先日のクィディッチ、確かに彼らは勝った。その上で暴力を振るった。それは許される事ではありません。ですが、その背景には彼らの家族や生き様を愚弄する発言が度々あった事。それは考慮に入れても良いのではないでしょうか?」
「えぇ、勿論。その事を考えた上での判断ですよ。」
「その上での判断で、彼らは終身、向こうはただの書き取り…そう判断なさったという事なのですね?」
「えぇ、そうよ。」
アンタの目は曇っている。そう言いたくなったのを、ハーマイオニーが彼女の手を引いて止めさせればレンは大きく息を吐く
「それでは、何があっても変更するおつもりはないと。」
「そう言っているつもりよ、クレスメント。」
「…そうですか。お考えははっきりと判りました。お時間を頂きまして有難うございました。」
レンがそう言うと、アンブリッジは「良いのよ。」と言うが、其処から退こうとはしなかった。
「それにしても貴女の事は色々聞いておりますよ。グリフィンドールに入る前はもっと良い魔女だったとか。」
「どういった行動が"良い"に当たるかは…私とアンブリッジ先生のお考えは違うものかと存じます。」
「えぇ、そうかもしれないわね。…貴女、この前のホグズミード休暇の時、魔法を使ったのではなくて?」
レンは内心ギクリとしたが顔色一つ変えなかった。
「雑貨屋にて、魔法を使用した商品を売っていたので…それを使用する為に使ったのは確かです。それと周りの雑音が煩くて友と話をする時に少し魔法を使用しました。ですが私はホグワーツの外で魔法を使用する事はファッジ大臣直々により許可はされております。」
そう言うレンの言葉にアンブリッジの眉が上がった。