「ダンブルドア先生、人が来ました。運ばれて行きましたので、術を最小限にしました。」
「御苦労じゃった。そのまま少し休んでいなさい。」
「ダンブルドア!」
エバラードが戻って来てはレンと同じような事を報告して始める。
それならばディリスが確認したじゃろう…という声に、その魔女も少しして帰って来る。
「えぇダンブルドア。皆がその男を聖マンゴ病院へ運びました…私の肖像画の前を運ばれましたが、酷い状態でした。クレスメントの守りがなかったらどうなっていた事か…あの子はまだ術を完全に解いてはいないのですね。こんな心を持ったクレスメントは見た事がない…。」
「御苦労じゃった。…ミネルバ、ウィーズリーの子供達を起こして連れて来ておくれ。」
判りました。とマクゴナガルは扉へと向かうが「それで。モリーはどうしますか?」と聞いた。
「それは近く者を見張る役目を終えた後のフォークスの役目じゃ。…しかしもう知っているかもしれん…あの素晴らしい時計が…」
レンは何の事を言っているか判らなかったが、ハリーはそれがなんの事か判るのだろう、顔色を心配なものに変えた。
そしてダンブルドアはフィニアスの肖像画を呼び起こし、もう一度別の肖像画に行って欲しいと頼むが、それをフィニアスは断った。
シリウスはあの絵を処分しているだろうと…。校長室は肖像画から非難の声が響く。
「ダンブルドア先生。本部へなら、私が伝えに行ってはいけませんか?その…大大…あー祖父様?はお疲れとの事ですし…」
「まだ力は残っておるのかね?」
その言葉に返事をするより早く、後ろで扉が開き、ジニー、フレッド、ジョージがパジャマのボサボサ頭で姿を現した。
「勿論です。この身に変えても最後まで守り通したい」
「良かろう。アーサーの事、そしてハリー・ポッターと妻子が其方に行くと伝えておくれ。」
「はい。必ず」
「その後はレンもそこにとどまり、必要とあらばなるべく知られぬ様に施しの方を頼む。」
「判りました」
「レンならば此処から集中すれば行けるはずじゃ。頼んだぞ。」
レンはその言葉に大きく頷き、大きく息を吐くとジョージと目があった気がしたがそのまま瞳を閉じ姿くらました。