そして厨房に入ると、モリーの大丈夫ですよ。と言う声に皆安心した様な表情をする。
ジョージとジニーはモリーに抱きつき、レンは両手で顔を覆い椅子に座るフレッドの背を撫でると、フレッドはそのままレンの腰を抱きしめその胸に顔を埋め小さく体を震わせる。
「大丈夫よ。…私に出来る事ならいつだって貴方達を守るから…だからもう安心してね。」
レンは上手く笑えなかったが、フレッドにそう言えば小さく頷いてくれ、レンは再度ギルを呼んでくる。と言い離してもらっては厨房を出たが、扉を閉める前にレンはふらつき、思わず扉を閉めては影に隠れそのまま床に膝をつき咳き込みながら血を吐いてしまう。
皆喜んでるのに…知られてはいけない…。
レンは慌ててそれを消し去り、繋いだ自分の家へと急いで戻った。
「お嬢様!レン様しっかりなさって下さい!」
扉を閉めればそのままパタリと倒れて血を吐き、慌てたギルにレンは小さな声で、大丈夫と漏らす。
「あっちのお家…クリーチャーが…いない、みたいなの…お手伝い、お願いしても良い?私は、寝たって…それだけ伝えて。あまり人はこっちに寄越さないで?心配、かけたくないの。力を使いすぎた、だけだから…休めば、良くなるわ。」
ギルはこくこくと頷き姿を消す。
レンはそのままソファで意識を手放してしまった。

夕方、誰かの気配でレンは重い瞼を開けば、其処にはハリーの姿があった。
「ごめん、起こしちゃった?…僕、暫く此処に居たくて…」
ハリーはレンの眠って居たソファを背凭れにして何かを考えている様だった。