「レン、学校で随分頑張ってたんだぜ。」
「褒めてやってくれよ。1人スリザリンに飛ばされてさ。」
リーマスもシリウスも意味がわからないといった表情だ。
レンは一生懸命袖で涙を拭い、涙を止めようとするもなかなか止まらなかった。
「良いよ、存分に吐き出して。大丈夫、私は此処にいるから。」
とんとんと優しくリーマスが背を撫で続け、ボロボロと止まる事も知らない涙が溢れ続けた。
レンは泣きながら、必死に皆に心配かけるから家に帰ると伝えれば、リーマスはそのままレンを抱きかかえてレンの家へと向かった。
勿論、シリウスと双子がついて来た所為で、移動しても何も変わらない。
先程寝ていた跡も綺麗に片付いているソファにリーマスは腰掛け、双子は此処も飾り付けしようと動き始めていた。
やっと落ち着き始め、レンはうりうりとリーマスの肩口に顔を擦り寄せれば「落ち着いたかい?」と優しい声。
「学校で何があった?」
その言葉に双子が自分達の騒動からシリウスとリーマスに話して聞かせてくれ、レンはリーマスを半獣と呼んだ事、魔法を使って家に帰ったと疑われた事を2人に知られたくなくて、そこだけは自分で話した。
「頑張ったね、学校で独りは辛かっただろう…?手紙も書けず誰にも話せず、よく頑張った。」
レンはまた涙が溢れ始めリーマスに顔を埋めればそれをポンポンと撫で続けてくれる。
レンはそのまままた泣き続けてしまい、泣き虫だなと笑う双子に涙を止めたそうに拭うも止まらず、しまいには泣き疲れて眠ってしまった。