「シリウスが出て行けって言ったから従って家から出て行ったわよ?私達の話に耳を傾けたあと盗み聞き出来ないって知ったら家から魔力が消えたもの。洋服をもらっていないから戻ってくると思うけれど…ドラコの家に行っていないと良いわね…親戚なのでしょう?ナルシッサは。一応ダンブルドアに伝えておいた方がいいと思うわよ。」
レンがそういうとシリウスは少し不安そうな表情をした後に、判ったとだけ呟いた。
「シリウス…もしもの時の為に私の家を使っても良いからね?彼処なら危害加える人は入れないわ。」
「判っているよ」
「レン、ギルは何処にいるの?」
ハーマイオニーはレンにそう言うとレンは小さく首を傾げる。
その手には小さな包みが握られており、レンはギルを呼べばギルはその小さな姿を現した。
ハーマイオニーはその手に持っていた物を「メリークリスマス、ギル。」と彼に手渡すと彼は瞳に涙をたくさん浮かべて、キーキー騒ぎ始めた。
「ギルめは、"お洋服"を頂いてしまった!」最大のショックを受けた様な反応に双子やロン、ハリーですらハーマイオニーを責める様な視線を向ける。
「ギル。お友達がお友達に贈り物をしたの。解雇じゃないのよ。貴方は私の家族だから、解雇はないの。」
「本当でございますか?」
ギルはレンやハーマイオニーを見ると小さく頷いたのにほっとした様で、貰った帽子を被りぴょんぴょん飛び跳ねればまた姿を消した。
レンはリーマスに隣に座ってもらい、クリスマスランチを食べ終えればハリー達は支度をしに姿を消す。
レンは気が重そうに小さく息を吐けばどこかから戻ってきたシリウスが首を傾げる。
「どうした?」
「なんでもないわ。」
そういうレンにリーマスは苦笑をする。
「これから病院に行かなきゃいけないから、気が重たいんだよ。」
「一人で行って一人で帰ってくるわ。」
「ダーメ。」
レンは小さく溜息を吐いてしまう。自分でもどうしてこんなに嫌なのかは判らないが堪らなく憂鬱なのだ。