リーマスもそれに気付くとレンの側により、どこかほっとしたような表情を見せた。
「ミセス・ロングボトム…ですよね?お初にお目にかかります。」
レンはネビルの祖母であろう、あのハゲタカの帽子に口元を緩ませ彼女に頭を下げた。ベッドの上ですみませんと。
ネビルの祖母は気品があり凛とした魔女だった。
「その傷は…『例のあの人』にやられたのかえ?」
その言葉にレンは大きく頷けば、やはり…と小さく呟いた。
「私戦いますから、大丈夫です。負けません。打たれ強さだけは自信があるんです。」
レンは彼女に心配かけてはいけないと自信満々にドヤ顔をして見せれば、ネビルの祖母は笑ってくれた。
「ルーピン、良い娘に育てなさった。」
「えぇ。自慢の娘です。」
レンは靴を履き立ち上がれば「ネビルのご両親にもご挨拶させてもらっても良い?」と聞けば、ネビルは困った様なかおをしてからちいさくうなずいてくれる。
ふらつく脚をしっかりと踏みしめ、髪は白くまだらで死んだような顔色のご夫妻の元へ行けば優しくにっこりと微笑んだ。
ご夫妻の手を握りレンはゆっくりと挨拶をすれば、夫人の瞳がレンを捉える。
その見開いた瞳が何かを訴えているような気がして、レンは優しく微笑でみせる。
「ご安心なさってください。最近の息子さんは驚くほど成長していろいろな魔法が使える様になったんです。友達も沢山いていつも笑って生活しています。…早く元気になって今度はお母様、お父様がネビルを安心させてあげてください。」
夫人はそれに口元を僅かに緩ませると緑色の紙を一枚レンの手に落としてくれた。
「いただけるのですか?…有難う御座います。大切にしますね。」
「レン、そろそろ行こう。ご無理をさせても悪いからね。」
レンはそれに頷き、リーマスの手を借りあるけば「ネビル、また学校でね。」と微笑み部屋から出ようとすると「ネビル?」と驚くロンとぶつかりそうになってしまう。
「あれ、レン?キミ入院するの?」
此処にいるレンに驚きハリーは話逸らそうとレンに声をかけレンは思わず首を傾げリーマスを見遣る。