「レン、診断はどうだった?」
双子とビルがそこには居り、レンにそう声をかければレンは首を傾げてしまう。
「途中で…眠らされてしまったから、結果は私も知らないわ。入院はしなくて良いみたいだけれど…多分。」
「でも、朝よりは顔色が良い。…良かった。」
椅子に座り俯くレンの足元にしゃがみこみレンの顔を見上げれば、ニッと笑うジョージの姿。
レンはそれが恥ずかしくなり思わずジョージの鼻を摘むと、きょとんとした顔に「ふぐっ」と思わず声を漏らしたジョージ。
「…変な声。」
「んな悪戯する姫君はどこのどいつかね?」
ジョージはニタァと笑うとレンの両頬を軽く摘み引っ張れば「変な顔。」とケラケラ笑い、それにレンはぶうっと頬を膨らませ、いつものレンだと、嬉しそうに笑ってくれた。
レンは、恥ずかしそうにすれば、ネビルの両親から貰った緑の紙を取り出せばそれを折り始める。
「どうしたんだ?それ。」
「貰ったの。大切にしなきゃって思って。」
「ちょっと貸してみ?」
そう言うジョージに首を傾げながらもそれを渡そうとすれば、そのままで良いよ。とジョージ。
「ここをこうして…それでこう。」
椅子に座っているレンを背後から包むように両手を伸ばしては紙を折り始め、彼の顔が真隣にある状況に思わず頬を赤らめてしまい、顔を上げるとニヤニヤしたフレッドの顔。
思わず足を上げてはフレッドを蹴るとフレッドは可笑しそうにケラケラと笑う。
「足癖の悪い姫君だな」
「フレッドが悪いのよ」
「相棒がどうしたって?」
指を動かしながらレンの方を向くジョージに、フレッドの顔がなんか嫌。と言うレン。
俺ら同じ顔だって。と、ジョージは声を上げて笑った。
「そ、そう言う意味じゃなくて、今の顔よ。」
「「今も明日も明後日も同じ顔だぜ?」」
「だから…!」
揶揄い続ける2人に、ビルは思わず笑い「表情が、って意味だよな?」と一言。
それ!っというレンにビル、余計な事言うなよ。と双子は笑った。
「はい、完成。」
そうレンの掌の上に置いてくれたのは折鶴で、レンはそれに瞳を輝かせると「動物の方が好きだろ?」とジョージ。
杖を一振りすると、それは鳥のように羽ばたきレンは歓声を上げた。
「色々と知ってるのね」
「姫君を喜ばせられるものならなんでも知ってるぜ?」
「…大袈裟ね。…でも有難う。」
そう頬を赤らめてお礼を言うレンがジョージはどこか満足げだった。