「私は…。」
「ミス・クレスメント、申し訳なかった!」
レンにこれ以上失望したと言われるのが恐ろしいのだろう、ファッジは慌てて頭を下げては見放されたくはないと言いたげな必死さだった。
そんなにもクレスメントの持つ名の力が怖いのだろうか…?
それとも、味方だと思っていたダンブルドアに敵対されクレスメントだけでも味方につけておきたいのだろうか…。
ダンブルドアの元に行かれては厄介だと…。
レンはそう思えば苦笑してしまう。
「彼女の非礼、許して頂きたい。貴女の事に関しては今一度よく考える様に言い聞かせておこう。だが、信じて頂きたい、私は決してクレスメントに対してその様な気持ちを持ち合わせた事はない…!」
「…信じてよろしいのですね?」
「あぁ、魔法省大臣の名にかけて誓おう。」
「…判りました。少しだけ貴方をもう一度信じてみる事にします。」
「姫君。私めがお話しさせていただいた件も今一度真剣にお考えいただけると。」
「えぇ、判ってるわ。近々ちゃんと答えを出すから。」
レンのその言葉にホッとした様な顔をするも、レンの気が変わったら大変だと言わんばかりに皆を連れて帰っていった。
レンはその後大きく息を吐けば疲れたのかそのまま眠ってしまう。
目が覚めたのは頭の中に『アルバス・ダンブルドア』と訪問の知らせが現れ、驚き許可をした時だった。
「こんばんはじゃ、レン。」
「ダンブルドア先生、こんばんは。ごめんなさい…ファッジ大臣がいらしていたので、全て切ったままで眠ってしまったみたいです。」
レンはそう苦笑すると、ダンブルドアは辺りを見渡し、そしてフォークスまでもが家の中を確認して廻っていた。
レンはそれに不思議そうに首を傾げるも、安全だと再確認すれば「よろしい。」と大きく頷いた。
「実はの、レンが切ったっきり、連絡がないと心配してる者がおったのじゃ。」
直ぐに繋いでおあげなさいと、それだけ言えばダンブルドアは帰っていく。
レンはそれに小さく笑えばギルに手伝ってもらいながら全てを元通りにしたのだった。
繋がりすぐに姿を現したのはシリウスで「ごめんなさい、疲れて寝ちゃってた」と言うレンに大きく溜息をつき頭を指先で小突かれ、ジョージには飛びつかれては何もされてないか?ととても心配をされてしまった。