「お前は休んでいなくて良いのかね?」
「休んでいますよ、こうして此処で、駄々をこねながら。」
スネイプが来たのを見れば正していた姿勢を再度顎を机の上に戻し「ね?」と言いたげな表情をスネイプに向ける。
「自分の家には誰もいないので…リーマスが気が落ちそうなら出来るだけ人の居る場所に居なさいと言ったので…」
「吐血はもうなくなったか?」
「此処に戻って来た晩に結構吐きましたけど、それ以外は。」
「ほう?あのスニベルスが人様の心配とは珍しい事もあるものだな。」
「一応我輩の寮が預かる生徒なのでね。」
またバチバチと二人の間に火花が散り「ダンブルドア先生に仲良くしなさいって言われたんじゃないんですか?」と二人にツッコミを入れれば二人から同時に睨まれてしまい「そんなところだけ気を合わせないで下さい。」とレンは思わず溢した。
「我輩はポッターに話がある。席を外していただこう。」
「ごゆっくりどうぞ。」
レンは行く所がなくなれば階段に座り頬杖を付いた。
「そんな所で何してるの?」
少しすればハリーが上から降りて来て、拗ねてる様子のレンに小さく笑い声をかけてくれる。
「スネイプ先生に追い出されたの。多分まだ中でスネイプとシリウスと火花を散らせてるんじゃない?」
その言葉にハリーは其処に入るのが嫌そうに「うわぁ」と声を漏らしたのをレンははっきりと聞いてしまい小さく笑ってしまった。
「慣れたらなんて事ないわ。」
「慣れたくもないけどね。」
「行ってらっしゃい、ハリー」
「うん…頑張ってくるよ。」
ハリーはそう言うと厨房の扉へと消えて行く。
そして暫くするとまた上から来た人物に同じ事を聞かれ「追い出されたの」とレンは同じ事を返してしまう。
「ねぇ、ずっと聞こうと思ってた事があるの。」
笑いながらもそう言い隣に座ったのはジニーだった。